JK(仮)は『JK』が嫌い

 

高校を卒業しました

『JK』からの呪縛が解かれた。

 

 

社会人になるのが怖いからまだ学生でいたい  という気持ちはあるけれど、特に学校自体に思い入れは無かったから寂しさは無いし、卒業するために頑張ったことも特に無いから嬉しい気持ちも無い。でもとにかく『JK』でいなきゃいけない所から抜け出せたのは良かった。

 

とはいっても、高校生でいられる時間は大事にしてた。いわゆるJKらしいことも、他の子には劣るけどやりたいことはやったし、まだまだ制服は着ていたかった。かわいいし。

 

 

ただ、世間で『JK=バカ』のイメージが付き過ぎている気がして、その中でJKとして生きるのが息苦しかった。

テレビも敬語使えない子とかちんぷんかんぷんな子ばっかり紹介するし(それがウケるからなのはわかってるけど)、流行りのものがあれば全部高校生が高校生がって言うし、SNSばっかりで他のことは何も考えてないかのように言うし、高校生落とし、酷くない?

 

最近すごく感じるのだけど、私はバカだと思われることを異常に恐れてるらしい。人に関わる度頭悪い奴だと思われていないか気になってしまう。でも基本挙動不審だし仲良くない人とは上手く喋れないから天然って言われることが多いし、バカだと思われてる確率は高いと思う。嫌だな。やめてくれ。

 

別に「最近のメディアは〜」とかそういう話がしたい訳では無いし、実際それに一番影響を受けてるのは自分なんだってわかってる。自分の中で『JK=バカ』『天然=バカ』が染み込んでる。だからこそそれになりたくなかった。

 

ここまで書いてきたけど、一番嫌だったのは多分『JKになりきれない自分』だったんだと思う。どう頑張っても自分は JK(仮) でしかなかったし、常に劣等感の塊だったから。

 

でも高校生最後の半年で大きく変わった。趣味ができて小さな夢もできた。生き甲斐ができて毎日楽しくて、今までより断然堂々と生きられるようになった。本当によかった。趣味ってデカい、大切にしていきたい。

きっかけを作ってくれた人、褒めてくれた人、応援してくれた人、みんなありがとうございました。救われた。

 

 

 

4月からの生活が不安で仕方ない。全然働きたくない。働きたくないというか、仕事をすること自体は良いけれど、新しい人間関係を築くのが怖くてたまらない。誰にも会いたくない。頑張るしかないのはわかってるけど全然頑張りたくないな。ただこれからの自分の心が壊れないことを願うしかない、祈るしかない。